足場のクランプとは?その意味と種類について

足場の意味

足場のなかでも単管足場を使うときに、必ず必要になるのが「クランプ」です。
金色や銀色の見た目をしたものになり、単管足場のときにしか使いません。
そのため、ほとんど使ったことがない人もいるかもしれません。
クランプの種類や使い方について、わかりやすく解説していきたいと思います。

足場のクランプとは

単管足場で使用するものです。単管を交差させる
もしくは並行にした状態のときに緊結ときに使うための「金具」のことを言います。
緊結するもののなかでは、最も使われているものになり
銅管の交差角度を90度に維持するための構造になっています。
クランプはしっかりと締められるものになるので、緊結としても信頼できる金具です。
なかにはより頑丈さを求めて、トルクレンチを使用する人もいます。
ただしクランプは何度も使っていると劣化して、緩みが出てしまうこともあります。
そのため、しっかりと固定できているのかの確認も忘れずに行うと安心できます。

足場の単管クランプにはどんな種類があるの?

足場のクランプとは

足場のクランプといっても目的によって使い方には違いがあります。
それぞれにあった用途で使うことで、緊結としても高い役割が果たせるはずです。

直交型クランプ

単管を直角に固定するときに使う金具です。
クランプといって最初に思い浮かべる人が多いかもしれません。
90度に角度を調整できること、引張強度は1,500kg以上に対応しています。
許容荷重は500kgなど金具としても十分に優秀です。
そもそも1スパンあたりの積載荷重が400kgまでなどの規制もあるので、一概には言えません。

自在型クランプ

使用用途に制限がなく好きな形で固定できる、柔軟性の高さも特徴です。
交差している銅管を自由な角度で緊結するものになり
引張強度は1000kg以上になること、許容荷重は350kgなどの決まりがあります。
一見なんでも使えそうなイメージからとても便利なものとして考えられます。

でも、直交クランプが使用できない、それだけでは対応できないときに
使うケースがほとんどなので、自在型のみで使うことはほぼありません。
あくまでも補強として使える役割があるので
足場の組み立てでは両方を用意しておくと、急な事態にも対応でき安心です。

3連クランプ

直交型クランプと自在型クランプの両方をあわせたものになります。
日本の単管を組み合わせるときにも使いますが、
主に三本の単管を緊結ときに使うケースが大半です。
単管を使って小屋を組み立てるとき、垂直パイプを水平にして二つの方向から
固定するときにも便利に使いこなせます。
普段、クランプを使い慣れている人であれば問題なく使えます。
三連になっているのが特徴のクランプになります。

足場のクランプには他にも種類がありますので
覚えておきたい代表的なものだけ紹介しています。
また、次々に新しい便利な金具も登場しています。
例えば軽量型を意識した「ライトクランプ」は業界でも最も軽く
それでいてしっかりと緊結できるものです。
錆びにくい耐食性に優れている「ダイマクランプ」などもあり、約15倍も長持ちします。
安定性を重視しているのが「コ型クランプ」など
それぞれに特徴があり、必要な機能にあわせて使い分ける必要があります。

まとめ

足場のクランプ目的によって使い分ける必要があり
特徴をしっかりと押さえて選ぶのをおすすめします。
足場によっては単体では補強が必要なケースもあります。
そこで無理に締めてしまうと、あとあと緩みが出てきたときに
取り返しがつかない問題になります。
それぞれに上限が決められていますので、安定性なども踏まえたうえで
決められるようにしましょう。
クランプ選びも重要な仕事のうちですし
メンテナンスもしっかりとしておきましょう。

関連記事

特集記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

足場の中村工業
TOP